ボルダリングのスタート時に「一瞬触っていればOK?」と悩んだ事はありませんか?
結論言うと体勢が安定していればOK!
安定しないまま次のホールド触ったらダメ!という風になっています。
結論:感覚的にゴール取りと一緒。体勢が安定していれば一瞬でもOK!
安定しないまま次のホールド触ったらダメ!という風になっています。
※2022年4月時点
ボルダリングでスタートする時のルールとは?
まずはボルダリングの公式ルール「スポーツクライミング国内競技規則」を調べてみました。
これをみれば一番確実ですね。

第84条 選手のスタートは、次の各号に従って判定する。
(1)選手がスターティング・ホールドに両手、両足を置いて(中略)安定した体勢をとった場合、そのスタートは適正となる。
(2)選手が両手、両足をスターティング・ホールドに置いて安定した体勢をとることができなかった(中略)そのスタートは不適正となる。
2022年版 スポーツクライミング国内競技規則(原文リンク)
調べようと思った経緯

とある日にスタート体勢が難しい課題に取り組んでいました。
何度やっても止まることが出来ず四苦八苦…
そんな時教えて貰ったのです。

スタートのホールドは一瞬触っていれば大丈夫だよ
Twitterやインスタの動画を見てもそういうスタートをしている方は良くいらっしゃいます。
ただ「これで大丈夫なのかな?」と思ったのがきっかけです。
公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)

そもそも公式ルールってどこに乗っているの?
調べてみた結果出てきたのがコチラ”日本山岳・スポーツクライミング協会”
初めて聞く団体です、どのようなことをしているのか見てみましょう。
公式ルールを決めている日本山岳・スポーツクライミング協会について

スポーツクライミングの項目にはルールに関する事だけでなく講習会やルートセッターの登録など色々な項目がありました
クライミングだけでなく登山に関する事も多岐にわたる項目があります。

公式ルールが掲載されている場所
それでは早速公式ルール(競技規則)を見て行きましょう
スポーツクライミングからダウンロード(競技規則、基準、書式類)を選んでクリック

お堅い!!
まぁ正式なルールなのでエンタメ感満載だとダメですよね…
競技規則を見ていこう
それでは競技規則の2022年度全文をDLして中を見て行きましょう

これがスポーツクライミング競技規則により定められたスタートに関するルール(2022年)です。
(1)がこうするとOKとなる動きについて
(2)がこうするとNGとなる動きについて書かれていますね。
スタートが適正となる判断基準


・スターティング・ホールドに両手、両足を置いている
・それ以外のホールドやストラクチャーを使っていない
・体勢が安定している
追加としては

スターティングホールドへはクライミング面を使い触れる。
これは分かります、問題は次

・・・ブロッカーホールドって何ぞ!?
ブロッカーホールドとは?

競技規則の最初の方に用語解説がありそこより抜粋
スタートする時に「このホールドがあるから邪魔で足の置き場が困る」とか「このボテ邪魔!!」などそういうホールドやストラクチャーの事みたいですね。
スタートが不適正となる基準


・体勢が安定していない
・体勢が安定していないのに次のホールドを掴んだ
まとめ

公式ルールを見てきました…では最初の疑問。
『スタートホールドを触るのは一瞬でいい』というのはどうなるのでしょうか?
第17回ボルダリングジャパンカップ決勝戦での楢崎智亜選手のスタートです。
左手以外の3カ所で体を安定させて最後に左手をスタートホールドへ一瞬触りスタートしています!
つまりスタートの時に体が振られていたり落ちそうになっていなければホールドを触るのは一瞬で大丈夫そうですね。
すっきりしました!
簡単に調べるつもりが思ったより奥が深かったです。
今後も分からないルールなどがあれば調べて行きたいです。
ここまで読んでいただきありがとうございます
またよかったら見に来て下さいね

コメント
「スターティングホールドへたどり着くまでに別のホールドは使っていいよー」
いやいやダメでしょ。
使用していいのはクライミング⾯だけ。
ご指摘ありがとうございます!早々に修正します。