”ボルダリング”
オリンピック競技にもなったスポーツの事です、では一体どんな物でクライミングと何がちがうのでしょうか?
ジムで登る時とオリンピック競技ルールの違いも併せてご紹介します。
”ボルダリング”とは何?
Wikipediaよりボルダリングの歴史抜粋
元々はロープを使用したフリークライミングの練習的な位置づけだったが、クライミングから確保という要素が取り除かれ、より純粋に岩を登る事に集中できる。
また必要な装備が少なく、手軽に始められる事から、ボルダリングを中心に行うクライマーが増えており、現在では独立したフリークライミングの一形態となっている。
元々はロープを使って高い所まで登るクライミングの練習という位置付けだったのですね
確かにボルダリングは動きやすい服さえあれば後はジムに行けば始められるのではじめ安いですね
ボルダリングのルールについて
・・・”基本”同じ?何がどう違うの?
ジムで遊ぶ時のルール
・定められたスタート位置から始め
・トップホールドを両手で触り安定した姿勢を取ると完登
スタートからゴールまでの流れ
ホールド横のシールに『S』とかかれているホールドをさがします、
そこがスタート位置でそのホールドを両手で持って始めます。
足はSと書かれているテープと同じ色・同じ形のテープに置きます
(足自由の場合はどこでも大丈夫)
そしてスタートと同じ色・同じ形のテープが貼られているホールドだけを使い、最後に「G」と書かれているテープのホールドを両手で触り、”安定した姿勢”になれば完登となります
<補足>
課題によっては2つのホールドを持って始めます
S 左 ⇒ 左手だけでもつ
S 右 ⇒ 右手だけでもつ
ボルダリング競技 公式ルール
スポーツクライミング協議会 ボルダリング 競技方法より
ボルダリングは高さ5メートル以下程度の壁で、最大12手程度の複数のボルダーを対象にいくつ登ることができたかを競う種目です。選手は安全器具等を装着しませんが、地面には落下時の衝撃を吸収するマットが敷かれています。ボルダーは定められたスタート位置から始めて、トップホールドを両手で触り安定した姿勢を取ると完登とみなされます。
予選では5本、準決勝と決勝では4本のボルダーに制限時間内であれば何度でもトライできます。予選と準決勝は各ボルダー5分間、決勝は各ボルダー4分間で競技が行われます。
予選と準決勝
ベルトコンベア方式という形式で行われることが一般的であり、各選手は「5分間の競技」と「5分間の休憩」を交互に繰り返し4ボルダーないし5ボルダーの競技を行います。選手は5分間の競技時間でオブザベーションも行う必要があり、他の選手のトライを見ることができません。
決勝
ワールドカップ決勝方式という形式で行われることが一般的であり、1ボルダーに対して全ての選手が「4分間の競技」を終えた時点で皆で次のボルダーに移ります。他の選手のトライを見ることはできませんが、進出選手皆で予め各ボルダー2分間のオブザベーションを行うことができます。
順位は「完登ボルダー数」で決まり、同数の場合は各ボルダーに定められたゾーンと呼ばれる高度に達した数である「ゾーン獲得数」で順位が決まります。「完登ボルダー数」「ゾーン獲得数」」が同じ場合は「完登に要したアテンプト」「ゾーン獲得に要したアテンプト」の順番で順位が決定されます。これらも同じであった場合は準決勝の順位を考慮するカウントバックが適用されます。
オブザベーション
日本語で観察の意。
スポーツクライミングでは登る前にコースを見て、手順などを予測する行為を指す。
カウントバック
同じラウンドで同じ成績の競技者が出た場合の順位決定方法。
スポーツクライミングの場合は1つ前のラウンドの成績が採用される。
長くて色々書いていますね💦
結局競技ルールとジムで登る時のルールは何が違うのでしょう?
競技ルールは何が違うのか?観る時に注目する所は?
- 登る前の下見(オブザベーション)に時間制限がある
- 登る時も制限時間がある
- 完登しなくてもゾーンという途中にあるホールドを触ってもポイントになる
ざっくり言うと上記3点
決められた時間で自分が登る方法を確認し、制限時間内で完登を目指します
完登すればもちろんポイントが入ります
そして完登できなくても「ゾーン」と呼ばれるホールドを通過した段階でもポイントが入ります
つまり完登していない場合でも、ゾーンを取れているかどうかで状況が変わります
これを知っていればまた観る時に楽しめると思います
観るだけでも楽しいので是非観てみて下さい
ボルダリングの難易度(グレード)についてはコチラ
ここまで読んでいただきありがとうございます
またよかったら見に来て下さいね
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